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『2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース』は10月14日、富士スピードウェイで6時間の決勝レースが行われました。DEMPSEY-PROTON RACINGの88号車ポルシェ911 RSRは、星野選手が初挑戦ながらスタートを担当しました。

ウエットから徐々にドライに変わる難しいコンディションで、しばらくプロドライバーも走るなか、星野選手はLM-GTE Amクラスのトップを守り、見事第1スティントの大役を果たしてジョルジオ・ローダ選手に交代。さらにマッテオ・カイローリ選手と繋ぎます。

続いて第4スティントを担当した星野選手は、すっかりドライに転じたなかでまたも安定したラップを披露。藤井誠暢コーチの的確な指示も奏功し、きっちりと自らのスティントを走りきってふたたびローダ選手に交代しました。ただ、ローダ選手のスティントでピット作業のミスがあり、2分ほどをロスし、ややポジションを落としてしまうことに。それでも最後はカイローリ選手が素晴らしい速さで追い上げ、星野選手の世界選手権初挑戦初優勝……こそなりませんでしたが、見事LM-GTE Amクラスの2位を獲得しました!!

星野選手は「勝てると思っていたのでちょっと悔しいですね」とレース後語ってくれました。
「昨日『スタートを担当しろ』とチームに言われてビックリしました(笑)。しかも雨でしょう? でもウエット路面でしたが順調に走れましたね。その後すぐセーフティカーが入ってしまいましたが、楽しめましたし、気持ち良かったです。表彰台の風景も、日本とは全然違うものでしたね」と満面の笑みで初の世界選手権挑戦を振り返っています。
ノーミスでしっかりと自分のこなし、チームからは「次の上海も出てくれ」と言われるほど高い信頼を勝ち得た星野選手。D’station RacingとDEMPSEY-PROTON RACINGのコラボレーションは、最高のすべり出しをみせました!

『2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース』は10月13日、予選が行われました。DEMPSEY-PROTON RACINGの88号車ポルシェ911 RSRは、マッテオ・カイローリ選手のアタックに続き、星野敏選手が乗り込みアタックを行いました。 「タイムを気にせず、とりあえず3周してこいと言われました(笑)」という星野選手は、カイローリ選手が3番手だった状態から、慣れ親しんだ富士を攻めます。すると、交代して4周目には1分39秒525というタイムをマーク。予選終盤に、タイムの合算平均でトップに浮上してみせました。

「無線でも何も言われず、ピットに戻ってみたらみんな喜んでいて、冗談かと思いました(笑)。WEC初参戦でこうしてポールポジションを獲れて、自分でも驚いています!」と星野選手が語るとおり、WEC世界耐久選手権の初参戦にして、LM-GTE Amクラスのポールポジション獲得となりました!

予選後には、各クラスのタイムアタックを担当したドライバーが出席する記者会見に参加。藤井誠暢ドライビングアドバイザーも星野選手の晴れ舞台を笑顔で見守りました。また、カイローリ選手も記者会見でここに来られたのは、星野選手のおかげだよ!」と笑顔。会見後には多くの日本メディアが星野選手を取り囲みました。

世界選手権初挑戦にしての快挙達成に、チームも最高の雰囲気となっています。明日は6時間の長丁場ですが、大いに優勝のチャンスがある予選結果となりました。明日も88号車ポルシェに熱い声援をよろしくお願いします!

10月8日~9日にツインリンクもてぎでSUPER GT公式テストが行われました。ポルシェ得意のモテギでD’station Porscheの仕上がりは順調で、1日目は午前:3位、午後2位、2日目は午前:2位、午後:4位と安定した速さを魅せていました。

「今日の午後はロングランしかしていませんが、ユーズドタイヤでもタイムも良いですし、最終戦のときの気温に合いそうなタイヤのパフォーマンスも高かったです。クルマも足回りのセットを試し、もてぎに合うものが見つけられたと思っています。平均的にスピードがありますし、この最終戦が最大のチャンスになると思います」と藤井誠暢選手は大きな手ごたえを感じた様子です。

今回、スヴェン・ミューラー選手が参加していないこともあり、2日間8時間の走行となりましたが、「昨年ももてぎはパンクさえなければ勝てるレースだったと思いますし、今年はリベンジで、きっちり勝って終わりたいですね。その意味では完璧なテストでした。僕も8時間走り、クールスーツもドリンクも使わなかったですが大丈夫でした」と藤井選手は笑顔でタフネスぶりをみせています。

次戦SUPER GTは10月20〜21日のオートポリス戦。D’station Porscheにとって決して得意なコースではありませんが、好結果で最終戦に繋げるべく、チーム一丸となって挑みます。

2018年PCCJ第11戦のフォトギャラリーを公開いたしました。

⇒詳細はこちら

10月12日~14にF1日本グランプリの併催レースとして、鈴鹿サーキットでポルシェ カレラカップ ジャパン第11戦の決勝レースが行われました。そして、D’station Racingにとっては最高の結果で2018年シーズンを終えることができました!

3番手グリッドから抜群のスタートを決めた星野敏選手は、最前列の2台が牽制し合う間を縫ってトップに浮上します。途中、デグナーカーブでわずかにコースアウトがあり、2番手につけた近藤翼選手に詰め寄られ、さらに上村優太選手も接近しますが、最後まで集中を切らさなかった星野選手はトップのままチェッカー!

F1の併催イベントというビッグステージで、初の総合優勝という快挙を成し遂げました!
「スタートで前のふたりを抜いてトップに立てたのですが、レース途中で飛び出してしまう場面もありました。最後は上村選手に追い上げられましたが、最後のシケインから大事に走りトップでチェッカーを受けることができました」と星野選手は喜びを語っています。

たゆまぬ努力を続け、参戦6年目にしてついに掴んだ総合優勝。特に若手ふたりを抑えての走りは星野選手のいまの実力を証明するものでしょう。皆さま、2018年PCCJの応援本当にありがとうございました!

10月3日、WEC富士戦に向けてイタリアのアドリア・インターナショナル・レースウェイで実施された星野敏選手のテストプログラムが無事に終了しました。LM-GTE車両であるポルシェ911 RSRは、WECやル・マン24時間を戦うために、エンジン搭載位置やサスペンションレイアウト、さらに電子制御のコントロールユニットもFIA-GT3車両とは仕様が異なります。

またWECの各チームは、日本のレースでは使うことが許可されていないテレメトリーシステムも使用されているため、このテストでも実際にプロトン・コンペティションやポルシェのエンジニアが常に走行データをリアルタイムに解析し、電子制御やエンジンマップの調整などを少しずつ変更しながら、すべての操作を理解していきました。

そして、911 GT3 Cupや911 GT3 Rでの経験が豊富な星野選手は、走行を開始するとまずはゆっくりとコースやマシンに慣れていき、その後、すぐに911 RSRの特徴を理解したようで、早い段階でチームがターゲットとしていたタイムをクリア。その後は、WEC富士戦でブロンズドライバーの義務周回とされる、約1時間45分(2スティント)の決勝レースを想定したロングランの走行や、ピットワークシュミレーションなどを入念に行い、チームが予定していたすべての走行プログラムを順調に終了しました。

星野選手は「これまでに経験してきたポルシェのレーシングカーとLM-GTE車両の911 RSRはまったく印象が異なり不安もありましたが、チームのプログラムや体制も素晴らしく、予想以上に早くマシンに慣れることができたと思います」とコメントしてくれました。また藤井アドバイザーも「RSRは限界点が高く簡単なマシンではないため、テスト前には正直不安はありました。でも、走り出しから冷静に対応していく星野さんを見ていて、不安が無くなりました。決勝想定のロングランやピットワークシュミレーションなど実践的なメニューも消化でき充実したテストになったと思います」とコメント。

いよいよ来週末は『2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース』が開催されます。その前に、今週末はポルシェ カレラカップ ジャパン最終戦がF1日本グランプリの併催イベントとして、明日から鈴鹿サーキットで行われます。そして週明けの月曜、火曜はSUPER GT公式テストがツインリンクもてぎで開催されます。D’station Racingにとって大忙しのスケジュールですが、是非、引き続きご声援をよろしくお願いします。

D’station Racingは、俳優のパトリック・デンプシー氏がチームオーナーを務めるポルシェの名門チーム「#88 DEMPSEY-PROTON RACING」とジョイントし、星野敏 選手が10月12日〜14日に富士スピードウェイで開催される「2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース」へ参戦いたします。

参戦体制は下記の通りです。
沢山のご声援を宜しくお願いいたします。

■参戦体制
・チーム:#88 DEMPSEY-PROTON RACING
・クラス:LMGTE-AM
・マシン:Porsche 911 RSR(991)
・チームオーナー:パトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)
・ドライバー:星野敏(Satoshi Hoshino)
       ジョルジオ・ローダ (Giorgio Roda)
       マッテオ・カイローリ(Matteo Cairoli)

■「2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース」参戦のお知らせ
https://dstation-racing.jp/pdf/2018/20180927.pdf

2018年SUPER GT第6戦のフォトギャラリーを公開いたしました。

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9月22〜23日にツインリンクもてぎで開催されるピレリ・スーパー耐久シリーズ第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』に関して、D’station Racingを応援してくださる皆さまに不参加のご報告をさせて頂きます。

ST-Xクラスの777号車D’station Porsche(星野敏選手/荒聖治選手/近藤翼選手組)およびST-1クラスの47号車D’station Porsche Cup(星野辰也選手/織戸学選手/浜健二選手組)は、第5戦ツインリンクもてぎ、および第6戦岡山国際サーキットを欠場する運びとなりました。

D’station Racingを応援してくださる皆さまには大変申し訳ございませんが、ご理解を宜しくお願いいたします。おかげさまで今シーズン47号車D’station Porsche CupがST-1クラスのシリーズチャンピオンを獲得することができました。重ねて御礼を申し上げます。

今後の活動等が決まりましたら、改めてD’station Racingのホームページ、およびFacebookページにてご報告をさせて頂きます。また、SUPER GTについては今と変わらぬ体制で優勝を目指していきます。引き続き沢山のご声援を宜しくお願いいたします。

SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』は9月16日、81周の決勝レースが行われました。スヴェン・ミューラー選手がスタートを担当したD’station Porscheは、予選19番手からレースに臨み、序盤ライバルたちと熾烈なバトルを展開していきます。しかしフロントタイヤが苦しくなりはじめると、ミューラー選手のペースも落ち始めてしまいます。

そのためチームは、ミニマムとなる23周を終えてミューラー選手をピットに戻し、藤井誠暢選手に交代します。藤井選手はその後53周ものロングスティントを戦わなければならなくなりますが、高い集中力でタイヤをマネージメント。終盤になるとレースも荒れ始めますが、そんななか少しずつポジションを上げ、12位でフィニッシュしました。

残念ながらポイント獲得はなりませんでしたが、ウエイトハンデが最も重い中で粘り強い戦いをみせてくれました。詳細なレポートは後日アップ致します。

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