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10月3日、WEC富士戦に向けてイタリアのアドリア・インターナショナル・レースウェイで実施された星野敏選手のテストプログラムが無事に終了しました。LM-GTE車両であるポルシェ911 RSRは、WECやル・マン24時間を戦うために、エンジン搭載位置やサスペンションレイアウト、さらに電子制御のコントロールユニットもFIA-GT3車両とは仕様が異なります。

またWECの各チームは、日本のレースでは使うことが許可されていないテレメトリーシステムも使用されているため、このテストでも実際にプロトン・コンペティションやポルシェのエンジニアが常に走行データをリアルタイムに解析し、電子制御やエンジンマップの調整などを少しずつ変更しながら、すべての操作を理解していきました。

そして、911 GT3 Cupや911 GT3 Rでの経験が豊富な星野選手は、走行を開始するとまずはゆっくりとコースやマシンに慣れていき、その後、すぐに911 RSRの特徴を理解したようで、早い段階でチームがターゲットとしていたタイムをクリア。その後は、WEC富士戦でブロンズドライバーの義務周回とされる、約1時間45分(2スティント)の決勝レースを想定したロングランの走行や、ピットワークシュミレーションなどを入念に行い、チームが予定していたすべての走行プログラムを順調に終了しました。

星野選手は「これまでに経験してきたポルシェのレーシングカーとLM-GTE車両の911 RSRはまったく印象が異なり不安もありましたが、チームのプログラムや体制も素晴らしく、予想以上に早くマシンに慣れることができたと思います」とコメントしてくれました。また藤井アドバイザーも「RSRは限界点が高く簡単なマシンではないため、テスト前には正直不安はありました。でも、走り出しから冷静に対応していく星野さんを見ていて、不安が無くなりました。決勝想定のロングランやピットワークシュミレーションなど実践的なメニューも消化でき充実したテストになったと思います」とコメント。

いよいよ来週末は『2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース』が開催されます。その前に、今週末はポルシェ カレラカップ ジャパン最終戦がF1日本グランプリの併催イベントとして、明日から鈴鹿サーキットで行われます。そして週明けの月曜、火曜はSUPER GT公式テストがツインリンクもてぎで開催されます。D’station Racingにとって大忙しのスケジュールですが、是非、引き続きご声援をよろしくお願いします。

D’station Racingは、俳優のパトリック・デンプシー氏がチームオーナーを務めるポルシェの名門チーム「#88 DEMPSEY-PROTON RACING」とジョイントし、星野敏 選手が10月12日〜14日に富士スピードウェイで開催される「2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース」へ参戦いたします。

参戦体制は下記の通りです。
沢山のご声援を宜しくお願いいたします。

■参戦体制
・チーム:#88 DEMPSEY-PROTON RACING
・クラス:LMGTE-AM
・マシン:Porsche 911 RSR(991)
・チームオーナー:パトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)
・ドライバー:星野敏(Satoshi Hoshino)
       ジョルジオ・ローダ (Giorgio Roda)
       マッテオ・カイローリ(Matteo Cairoli)

■「2018年FIA世界耐久選手権 WEC富士6時間耐久レース」参戦のお知らせ
https://dstation-racing.jp/pdf/2018/20180927.pdf

2018年SUPER GT第6戦のフォトギャラリーを公開いたしました。

⇒詳細はこちら

9月22〜23日にツインリンクもてぎで開催されるピレリ・スーパー耐久シリーズ第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』に関して、D’station Racingを応援してくださる皆さまに不参加のご報告をさせて頂きます。

ST-Xクラスの777号車D’station Porsche(星野敏選手/荒聖治選手/近藤翼選手組)およびST-1クラスの47号車D’station Porsche Cup(星野辰也選手/織戸学選手/浜健二選手組)は、第5戦ツインリンクもてぎ、および第6戦岡山国際サーキットを欠場する運びとなりました。

D’station Racingを応援してくださる皆さまには大変申し訳ございませんが、ご理解を宜しくお願いいたします。おかげさまで今シーズン47号車D’station Porsche CupがST-1クラスのシリーズチャンピオンを獲得することができました。重ねて御礼を申し上げます。

今後の活動等が決まりましたら、改めてD’station Racingのホームページ、およびFacebookページにてご報告をさせて頂きます。また、SUPER GTについては今と変わらぬ体制で優勝を目指していきます。引き続き沢山のご声援を宜しくお願いいたします。

SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』は9月16日、81周の決勝レースが行われました。スヴェン・ミューラー選手がスタートを担当したD’station Porscheは、予選19番手からレースに臨み、序盤ライバルたちと熾烈なバトルを展開していきます。しかしフロントタイヤが苦しくなりはじめると、ミューラー選手のペースも落ち始めてしまいます。

そのためチームは、ミニマムとなる23周を終えてミューラー選手をピットに戻し、藤井誠暢選手に交代します。藤井選手はその後53周ものロングスティントを戦わなければならなくなりますが、高い集中力でタイヤをマネージメント。終盤になるとレースも荒れ始めますが、そんななか少しずつポジションを上げ、12位でフィニッシュしました。

残念ながらポイント獲得はなりませんでしたが、ウエイトハンデが最も重い中で粘り強い戦いをみせてくれました。詳細なレポートは後日アップ致します。

SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』は9月15日、午後2時から公式予選が行われました。今回の公式予選は、コース上のトラフィックを減らすべく2組に分けての予選Q1となりましたが、A組に入ったD’station Porscheは、午前の公式練習でセットアップの見直しを行い、確実なQ1突破を目指して藤井誠暢選手がステアリングを握りタイムアタックに挑みました。

藤井選手は乾きつつある路面で4周目に1分19秒729というベストタイムをマークしますが、僅差の予選のなかA組の10番手で、惜しくもQ2進出はならず。明日9月16日の決勝レースは、19番手からスタートすることになりました。
ただ、藤井選手いわく「バランスは悪くないです」とのこと。このスポーツランドSUGOはウエイトハンデの感度が高く、現在56kgを積むD’station Porscheにとっては不利な予選になってしまったようです。とは言え大事なのは決勝。レースでの巧さを発揮し、上位を目指していきます。

2018年鈴鹿10時間耐久レースのフォトギャラリーを公開いたしました。

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海外から多数の強豪チームが訪れ、初めて10時間耐久レースとして開催された『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』。D’station Racingはチーム創設以来初めての2台体制で挑み、その実力を世界に示すべく戦いました。残念ながら7号車、77号車ともに結果は伴いませんでしたが、今後のレースに繋がる多くの収穫を得ることができました。
そんな鈴鹿10時間の8月23日から26日の決勝日までのレースウイークをまとめたレポートをレースレポートを下記にアップしました。皆さまぜひご覧ください。

■詳細はこちら
https://dstation-racing.jp/pdf/2018/Dstation_Suzuka10H_2018.pdf

第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レースは8月26日、午後8時に長い決勝レースのチェッカーを迎えました。藤井誠暢選手/スヴェン・ミューラー選手/アール・バンバー選手組7号車D’station Porscheはレース序盤のエンジントラブルでリタイア。ただ、その後も星野敏選手/近藤翼選手/ジョノ・レスター選手組77号車D’station Porscheの走りを見守りました。

その期待に応えるように、クールスーツのトラブルを修復した77号車は粘り強く戦い、上位進出はならなかったものの、最後はレスター選手がチェッカーを受け、総合28位/プロ-アマクラス9位でフィニッシュ。順位賞金の55万円を獲得しました。D’station Racingにとっては思うような結果ではありませんでしたが、世界との戦いで大いに得るものがありました。詳細なレポートは後日アップ致します。

第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レースは8月25日、公式予選となる『BBSエキサイティング・アタック』が行われました。今回は15分間ずつそれぞれ3人のドライバーがアタックし、合算したタイムでトップ20シュートアウトを実施するという形式となりました。

藤井誠暢選手/スヴェン・ミューラー選手/アール・バンバー選手組7号車D’station Porscheは、藤井選手がまずは2分04秒492を記録。「クルマのバランスが悪い状態が続いていましたが、予選で自分のアタックからスヴェン、アールへとどんどんクルマを改良していきました」と続くスヴェン選手で2分04秒090を記録しタイムを上げると、バンバー選手も2分03秒824と、どんどんタイムアップし、3人のタイム合計12番手でシュートアウト進出を決めました。
ここからさらにクルマを改良した7号車D’station Porscheは、規定によりバンバー選手がアタックを担当。トラフィックに引っかかりタイムロスしたものの、2分02秒916で19番手につけました。

「ドライバー3人で、走るたびにセットアップを良くしていったんだ。もしコンマ1秒速かったら9番手にいけたはずなので、レースに向けては悪くないと思っているよ」とバンバー選手。また、藤井選手も「タイヤのもちが重要になると思います。予想以上に僅差のレースになりそうですし、しっかりと追い上げていきたいですね」と語っています。

一方、星野敏選手/近藤翼選手/ジョノ・レスター選手組77号車D’station Porscheは、3人のドライバーの合計で6分16秒674を記録するものの、シュートアウト進出はならず。明日の決勝は32番手から追い上げを目指します。
明日は10時間という長丁場。2台のD’station Porscheに引き続きご声援お願い致します。

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