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3月20日(土)、栃木県のツインリンクもてぎでスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第1戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』のウォームアップ走行、そして公式予選が行われました。

ST-XクラスのD’station Vantage GT3は、Aドライバーの星野敏選手がまずは1分55秒249をマークすると、さらに1分52秒832、1分52秒557にタイムを上げ、3番手につけます。続くBドライバー予選では、藤井誠暢選手がアタックを担当し、1分50秒056をマークするも、3番手タイム。合算で2番手につけました。また、フィーリングも前日に比べ向上し、好感触を得ています。

ST-ZクラスのD’station Vantage GT4は、まずはAドライバーの星野辰也選手がアタックを展開。2分00秒652というベストタイムをマークし、クラス2番手につけます。続くBドライバー予選では、プロドライバーがひしめく大混戦のなかで、織戸学選手が1分58秒613をマーク。ST-Zクラスの首位につけてみせ、結果的にA+Bドライバーの合算で、見事クラスポールポジションを獲得してみせました!

3月21日(日)は雨の予報があり、決勝前に改めてウォームアップ走行が追加されました。D’station Racingへ皆様のご声援よろしくお願いします。

D’station Racingは、「2021年FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)」および「第89回 ル・マン24時間レース」に向け、T.B.Nとして契約交渉を進めていたシルバードライバーをイギリス人のアンドリュー・ワトソン選手に決定いたしました。

なお、2021年FIA世界耐久選手権は、新型コロナウイルスのパンデミックによる渡航制限の課題や観客動員の可能性を見出すためとして、5月1日のスパ戦(ベルギー)が開幕戦に繰り上がる形となりました。

詳細は、以下のプレスリリースをご覧ください。

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Previously listed as TBC, D’station Racing announces their Silver Driver for the FIA World Endurance Championship and the 89th Edition of the 24 Hours of Le Mans to be Andrew Watson from the United Kingdom.

As you may already know, due to the COVID-19 global pandemic and travel restrictions, the 89th edition of the 24 Hours of Le Mans has been rescheduled in an attempt to potentially allow spectators by scheduling it for a later date. Additionally, the opening race for the WEC in Portimao (Portugal) will also be rescheduled. The opening race for the WEC will now be in Spa (Belgium) on May 1st.

Thank you for your ongoing support of D’station Racing.

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■Press Release / プレスリリース 2021年3月8日
https://dstation-racing.jp/pdf/2021/20210308-J.pdf (Japanese version)
https://dstation-racing.jp/pdf/2021/20210308-E.pdf (English version)


2021年 FIA世界耐久選手権シリーズの第3戦として6月12日~13日に予定されていた「第89回ル・マン24時間耐久レース」を「衛生対策を徹底しての観客動員の可能性を見出すため」に8月21~22日に延期すると、主催者のACOおよびFIAより発表されましたことをお知らせいたします。

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Race organizer, the ACO has announced that the 2021 24 Hours of Le Mans will be postponed in an effort to allow spectators to attend the 89th edition of the race with health safety protocols in place. The 3rd Round of the FIA World Endurance Championship was originally scheduled to take place June 12-13 and is now scheduled for August 21-22.

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■関連記事 / More Details
https://www.as-web.jp/sports-car/673508
https://www.fiawec.com/en/news/the-24-hours-of-le-mans-postponed-to-21-22-august-2021/6989

2021年アジアン・ル・マン・シリーズ(ドバイ戦・アブダビ戦)のフォトギャラリーを公開いたしました。

⇒詳細はこちら

2月27日、富士スピードウェイで『スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook』の公式テストが行われました。D’station Racingは今季#777 D’station Vantage GT3でST-Xクラスに、#47 D’station Vantage GT4でST-Zクラスに参戦しますが、先日お伝えしたとおり今回はD’station Vantage GT4のみが参加しました。

今回、D’station Vantage GT4は2020年のスーパー耐久参戦で仕上がった車両をベースに、主催者指定のワンメイクタイヤメーカー変更による合わせ込みがテストの軸となりました。

ドライバーは昨年1勝を挙げ、ランキング2位を得た星野辰也選手、織戸学選手、篠原拓郎選手、浜健二選手のラインアップを継続。リードドライバーの織戸選手の指揮により、高い信頼関係が継続できています。

また昨年以上の成績を目指して、チーフスタッフやエンジニア体制に変更があり、SUPER GTでの経験豊富なスタッフが軸となりD’station Vantage GT4をオペレーションしています。

この日は午前10時10分から1時間ずつのセッションが3回行われましたが、セッション1とセッション3で織戸選手のアタックによりトップタイムを記録。新たなタイヤに関しても、ドライバー4人ともに「グリップレベルが高くとても扱いやすい」と好印象でした。

なお今回の公式テストでは、富士24時間に向けた夜間走行も設けられていますが、富士24時間に必要な規定周回をドライバー4人ともクリアしていることからスキップ。好調のまま公式テストを終えました。

今週末の2月27日(土)は富士スピードウェイで「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook」の公式テストが行われます。

D’station Racingは、#777 D’station Vantage GT3をST-Xクラスへ、#47 D’station Vantage GT4をST-Zクラスへ、2台体制にて年間エントリーを行なっておりますが、2021年アジアン・ル・マン・シリーズ参戦後の自主隔離期間に一部のスタッフが該当する為、#777 のテスト参加をスキップし、別スタッフで構成する#47の1台体制にて公式テストへ参加いたします。

テストスケジュールは以下の通りです。
2021年シリーズ開幕戦に向けて充実したテスト走行にしていきます。

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【タイムスケジュール / Time schedules】

■ 2月27日(土)/ 27th, February
・10:10-11:10 公式テスト 1
・13:00-14:00 公式テスト 2
・15:00-16:00 公式テスト 3
・17:50-19:50 夜間テスト走行

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【関連リンク / More Details】

■ スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook – 富士スピードウェイ公式テスト
https://supertaikyu.com/races/2021test-1/

2月18日(金)〜19日(土)に中東・アラブ首長国連邦のヤス・マリーナ・サーキットで開催された、2021年アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)第3戦、第4戦のレースレポートを下記に掲載しました。是非、ご覧ください。

■詳細はこちら
https://dstation-racing.jp/pdf/2021/Dstation_AsLMS_2021_round3-4.pdf

2月20日(土)、中東・アラブ首長国連邦のヤス・マリーナ・サーキット(アブダビ)で、2021年アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)の最終戦となる第4戦、4時間の決勝レースが現地時間の16時10分~20時10分(日本21時10分~25時10分)に行われました。

第1戦、第2戦、第3戦に続き、#77 D’station RacingのAston Martin Vantage AMR GT3は、WEC世界耐久選手権シリーズへ向けた経験として星野敏選手がスタートドライバーを担当。今回も多くのチームがゴールド/プラチナのドライバーをスタートへ登録し、序盤の上位進出を狙う戦略が目立ちました。

前日の第3戦と同じく、星野選手の前方にも後方にも世界の有名ワークスドライバー達が並びますが「今回も無理せず自分のスティントを終えるよ」と無線で伝え、12番手より冷静なスタートを切り、ゴールド/プラチナのスタートドライバー達の先行は許すものの、ブロンズ格のドライバーの中では上位を維持したまま混戦を戦っていきます。

しかし、最終戦とだけありライバル勢は激しいバトルを繰り広げ、随所でアクシデントが発生します。特にマリーナ側の11コーナーで起きたフェラーリ同士のアクシデントが大きく、15周目にSC(セーフティーカー)が導入されることになりました。アクシデントによるマシン回収とコース修復に時間が長く掛かり、このSC導入の間を利用して多くのチームは1回目のピットインを行います。

このタイミングではブロンズドライバーの最低乗車規定時間をクリアしていないことから、我々も給油のみを行い星野選手を再びコースへ送り出します。その後もSC導入が続き、レース開始から55分が経過してブロンズドライバーの最低乗車規定時間が消化した、23周目に星野選手は2回目のピットイン。

給油とタイヤ交換のルーティンピット作業を終えて、第2スティントは藤井誠暢選手が担当します。このタイミングで最低乗車時間の縛りが無いゴールド/プラチナのドライバーを投入するのは第3戦と同じ戦略となります。

第2スティントを担当した藤井選手は、「前日よりマシンバランスは改善されている、まだ基本的にアンダーステアでのロスはあるが、良くなっている」と無線で伝えながら、2分10秒~11秒の安定したアベレージラップを刻みながら走行を続け、32周が消化した55周目に3回目のピットイン。

給油とタイヤ交換のルーティンピット作業を終えて、第3スティントは第3戦でも素晴らしい走りを披露した若手のトム・ギャンブル選手に託します。トム選手がコースへ戻ると順位は11番手。1回目のSC時にゴールド/プラチナのドライバーを起用して、1回目のピットストップでドライバー交代を行ったチームが予想以上に大きくジャンプアップしますが、入賞圏内の可能性は高くトム選手も2分10秒~11秒の安定したアベレージラップを刻みながらプッシュを続けます。

そして、30周が消化した85周目に4回目のピットインを行います。ただ、チームは既にピット通過義務時間の1分51秒を含む規定ピット作業の3回終えているため、このピット作業時には給油のみを行い、第4スティントもトム選手が連続して走行します。このピット作業時間の短縮戦略により11番手から7番手へと順位を上げることに成功しました。

トム選手はダブルスティントにより摩耗の進むタイヤをマネージメントしながら、2分10秒~11秒のタイムを刻み続けて、レース開始から4時間が経過した現地時間20時10分に104周を終えて7番手でチェッカーフラッグを受けました。第3戦に続き2戦連続の7位入賞でアブダビ戦を終えることができました。

そして、ドバイ・アブダビで2週連続の開催となった2021年アジアン・ル・マン・シリーズの全4戦が幕を閉じました。

現地での修復が不可能なシャーシクラックの問題を抱えながら、試行錯誤で毎晩対策を重ね続けたD’station Racingのメカニックやエンジニア、そしてアストン・マーティン・レーシングから合流した2名のスタッフを含む、チーム体制で2週間の全4戦を戦いました。

WEC世界耐久選手権やル・マン24時間、ヨーロッパ・ル・マン・シリーズ戦う、このレースフォーマットを知り尽くした強豪チームや、ニュルブルクリンク24時間、スパ24時間、ドバイ24時間の優勝チームが、この19台に集結する中、日本ベースのチームとしての挑戦にはリザルト以上に多くの経験を得ることができました。

この経験を帰国後の国内レースや、今後の海外レースへの挑戦に繋げていくために、チームとしてさらに邁進していきたいと強く感じた2021年アジアン・ル・マン・シリーズへの挑戦となりました。
日本から沢山のご声援を頂き本当にありがとうございました。

2月19日(金)、中東・アラブ首長国連邦のヤス・マリーナ・サーキット(アブダビ)で、2021年アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)第3戦、4時間の決勝レースが現地時間の16時00分~20時00分(日本21時00分〜25時00分)に行われました。

#77 D’station RacingのAston Martin Vantage AMR GT3は、先週末にドバイ・オートドロームで行われた第1戦、第2戦に続き星野敏選手がスタートドライバーを担当。

ヤス・マリーナ・サーキットは、特にセクター3となるWホテル(サーキットホテル)周辺のハイスピードでテクニカルな複合コーナーが連続する後半セクションがとても難しいサーキット。多くのチームはスタート時のリスクを考慮してなのか、第1戦、第2戦とは逆といえるほどゴールド/プラチナのドライバーをスタートに起用して序盤に上位進出を狙うチームが多く存在しました。

第3戦は午前に行われた公式予選の順位により、13番手グリッドより星野選手がスタートを担当。スタートグリッドの前方にも後方にも、世界の有名ワークスドライバー達が並びますが、星野選手は「無理せず自分のスティントを進める」と無線で伝え、アクシデントに巻き込まれることもなく難しい1周目を消化。そのタイミングでトラブルによりコース上に停止してしまった他クラスのマシンにより早くもSC(セーフティーカー)が出されます。

そして、SC解除後にはBMWのニッキー・キャッバーク選手の後方を走りながら、前日までの練習走行を上回るベストタイムを記録。安定したアベレージタイムを刻み、最低乗車規定時間の55分が経過する23周目に1回目のピットインを行います。

給油とタイヤ交換のルーティンピット作業を終えて、第2スティントは藤井誠暢選手が担当します。このタイミングで最低乗車時間の縛りが無いゴールド/プラチナのドライバーを投入することで、戦略の幅が広がるとブノワ・ブールデール チームディレクターと平野亮チーフエンジニアの判断した戦略が後に功を奏することになります。

第2スティントを担当した藤井選手は、「マシンバランスは強いアンダーステアだ。コーナーミドルでロスが多すぎる。翌日の第4戦に向けてLSDのプリロードを下げる必要があると」と無線でエンジニアに伝えながら、同じタイミングで第2スティントを走る、フェラーリのジャンカルロ・フィジケラ選手の1つ後方となる13番手を走行します。

そして、担当スティントの31周目が消化した54周目に2回目のピットインを行います。

給油とタイヤ交換のルーティンピット作業を終えて、第3スティントを若手のトム・ギャンブル選手に託しますが、このピット作業の時間内に平野チーフエンジニアは、藤井選手が無線で伝えていたアンダーステアに対する対策として、リアのARB(アンチ・ロール・バー)をハード方向へ大きく振るセットアップ変更を決断します。通常、ピット作業内にセッティング変更をすることはありませんが、タイヤ交換を担当するメカニックが、僅か4秒でこの作業を終えたおかげでロスタイム無く停止時間内に作業を終えて、トム選手をコース上へ送り出すことができました。

第3スティントを担当する19歳のトム選手は、チームの期待に応えるかのように、走り出しからトップグループと同等のラップタイムを刻み続けて「マシンバランスは好調だ」と無線で伝えます。そして、2018年にイギリス・マクラーレンBRDCオートスポーツアワードを受賞し、マクラーレンF1テストも行った実力をこの担当スティントで発揮していきますが、ここで抜群のタイミングが訪れます。トム選手が28周目を消化した82周目に、コース上のデブリにより、FCY(フル・コース・イエロー)が導入されるタイミングとなり、チームはピットインを指示。最長乗車時間の縛りが無いシルバードライバーのトム選手をここで乗車させていたことから、このタイミングでピットインが可能となり、この抜群のタイミングに4回目のピットインを行います。

給油とタイヤ交換のルーティンピット作業を終えて、第4スティントも連続してトム選手が担当します。

これまで12番手を走っていたトム選手は、チームが決断した抜群のタイミングでのピットイン指示により順位を7番手まで大幅に上げることに成功します。その喜びを走りで表現するかのようにトム選手はペースをさらに上げていき、レース序盤にトップをリードしていたアストンマーティン・ワークスドライバーのマキシム・マルタン選手に迫っていきます。

そして、マキシム選手との差を8.7秒まで縮めた104周目にレース開始から4時間が経過し、7番手でチェッカーフラッグを受けました。

優勝や表彰台には届かなかったものの、先週末のドバイ戦に続き、毎晩シャーシクラックの現地補修を行いつつ、連日夜中までメンテナンス作業を続けるチームクルーやエンジニアの頑張り、そしてドライバー3選手の粘り強い走りにより、ヨーロッパの強豪チームや数多くのワークスドライバーが参戦するハイレベルなレースを7位入賞で終えることができ、チームの士気はさらに高まりました。

いよいよ、本日、2月20日(土)は、2021年アジアン・ル・マン・シリーズの最終戦となる、第4戦、4時間の決勝レースが現地時間の16時10分~20時10分(日本21時10分〜25時10分)に行われます。

以下のライブストリーミングで決勝レースの模様が配信されますので、日本から沢山のご声援を宜しくお願いいたします。

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【タイムスケジュール / Time schedules】

■ 2月20日(土)/ 20th, February
・16:10-20:10 (日本21:10-01:10) 4H of Abu Dhabi Round4(第4戦 決勝レース)

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【関連リンク / More Details】

■Asian Le Mans series – YouTube Livestream:
https://youtube.com/channel/UCYnmhsw6smiACWopUlPAfOg

■Live streaming:
https://www.asianlemansseries.com/live/streaming.php

■Live timing:
https://livetiming.getraceresults.com/asianlemansseries#screen-results

2月19日(金)、中東・アラブ首長国連邦のヤス・マリーナ・サーキット(アブダビ)で、2021年アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)第3戦、第4戦の予選が現地時間の09時40分~10時15分に行われました。

#77 D’station RacingのAston Martin Vantage AMR GT3は、トム・ギャンブル選手がアブダビ戦のアタックドライバーを担当。ライバル勢となる、各メーカーから派遣される世界の名だたるワークスドライバー達を相手に、第3戦の予選は2分08秒224で13番手、第4戦の予選は2分08秒307で12番手のタイムを記録しました。

第3戦、4時間の決勝レースは、この後の現地時間16時00分~20時00分 (日本21時00分-25時00分)に開催されます。 以下のライブストリーミングで決勝レースの模様が配信されますので、日本から沢山のご声援を宜しくお願いいたします。

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【タイムスケジュール / Time schedules】

■ 2月19日(金)/ 19th, February
・16:00-20:00 (日本21:00-01:00) 4H of Abu Dhabi Round3(第3戦 決勝レース)

■ 2月20日(土)/ 20th, February
・16:10-20:10 (日本21:10-01:10) 4H of Abu Dhabi Round4(第4戦 決勝レース)

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【関連リンク / More Details】

■Asian Le Mans series – YouTube Livestream:
https://youtube.com/channel/UCYnmhsw6smiACWopUlPAfOg

■Live streaming:
https://www.asianlemansseries.com/live/streaming.php

■Live timing:
https://livetiming.getraceresults.com/asianlemansseries#screen-results

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