11月3日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎでSUPER GT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE』の決勝レースが行われました。
予選9番手からスタートした藤井誠暢選手/チャーリー・ファグ選手組D’station Vantage GT3は、藤井選手がスタートドライバーを担当。序盤からストップ車両によるフルコースイエローを2回はさみながら、トップ10圏内を争う激しいバトルを戦っていきました。ただ、車両特性上ミッドシップレイアウトの車両が強いのがもてぎ。またD’station Vantage GT3はコーナーの脱出速度がやや苦しく、思うようにオーバーテイクができないままレースを進めていくことになりました。
藤井選手は粘りの戦いを展開していき、24周を終えピットイン。もてぎで初めてのドライでの走行となるチャーリー・ファグ選手に交代します。タイヤ無交換作戦や二輪交換作戦を採ったライバルが多く、D’station Vantage GT3は一時ポジションを落とすものの、フレッシュなタイヤを活かし30周目には#2 GR86 GTを、40周目には#61 BRZ GT300をオーバーテイク。さらに49周目には順位を落とした#31 LC500hをかわし順位を上げていきました。
D’station Vantage GT3は終盤#7 M4 GT3、#52 GR Supra GTとの三つ巴の戦いを展開していき、最後は6位でフィニッシュすることになりました。決して得意なコースではないもてぎでのノーミスの戦いで、チームの総合力を示したかたちとなりました。
この結果、D’station Vantage GT3は5ポイントを追加することになりましたが、チャンピオンの可能性は消滅することになってしまいました。ただ、最終戦の舞台は第3戦で優勝を飾った鈴鹿サーキット。D’station Vantage GT3はシーズンを良い形で締めくくるべく臨んでいきます。引き続きご声援よろしくお願いします!