2023年のアジアン・ル・マン・シリーズ第3戦/第4戦アブダビへ向け、2月17日(金)にスタートしたプライベートテストで走行を開始したD’station Racingでしたが、星野敏選手がドライブした後、チャーリー・ファグ選手に交代して3周目、高速コーナーで大きなクラッシュを喫してしまいます。車両修復のため、D’station Racingはこの日一切走行ができず。予選に向けては苦しい展開となってしまいました。
迎えた2月18日(土)、イギリスからのパーツも届き車両修復が完了しましたが、この日はいきなり予選。ほとんど走行できていない苦しい状況で、さらにフリープラクティスで3人が走行していないことから予選でタイム計測せざるを得ず、星野選手はアタックができず1分55秒034のベストタイムで、第3戦は18番手、セカンドベストの第4戦は1分57秒329で19番手という位置につけました。
現地時間15時からの第3戦の決勝レースは、1周目から各所で接触などアクシデントが相次ぐなか、藤井誠暢選手がステアリングを握り混乱を回避しつつ順位を上げていこうとします。しかし突然進路を変更した他車にはじき出されるかたちでスピンを喫してしまいます。しかし、その直後にセーフティカーが導入されたこともあり、復帰した藤井選手は続々と順位を挽回。フルコースイエロー時にピットインを行い、星野敏選手に交代しました。
星野選手もトップ10圏内を走行していましたが、開始から50分過ぎには他車の大きなクラッシュが発生し、再度セーフティカーランに。ガードレール補修のため、レースは一時中断となります。リスタート後も星野選手はスピンこそあったものの好ペースで走行を続け、上位がうかがえる位置に。最後はファグ選手に交代し、クラス6位でフィニッシュしました。
苦境からの週末でしたが、上位に食い込むことができた第3戦を終え、2月19日(日)はいよいよ最終戦となる第4戦が行われます。
(※追記 : レース後、上位の車両にタイムペナルティが加算され6位に繰り上がりました。現在チャンピオンシップは6位と同点の7位となります。)
▼▽タイムスケジュール▽▼
■2月19日(日)/ 19th, February
・16:00-20:00 (日本時間21:00-25:00) 第4戦決勝
▼▽ライブタイミング▽▼
https://live.asianlemansseries.com/en/