
5月4日(日)、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』の決勝レースが行われました。
前日の公式予選ではQ1、Q2とも素晴らしい走りで嬉しい今季初のポールポジションを獲得した藤井誠暢選手/チャーリー・ファグ選手組#777 D’station Vantage GT3は、午後2時11分から行われた決勝レースで、スタートドライバーを藤井誠暢選手が担当。昨日好パフォーマンスを発揮したタイヤがどれほどもつかに一抹の不安はありつつも、ペース良く序盤からレースをリードしました。
ただ、2番手につけた#61 BRZも好調で、しばしば藤井選手の背後に迫ります。たださすがの走りで藤井選手はしっかりとタイヤをマネージメントしながら首位をキープ。32周で1回目のピットインを行い、その後は早めのピット作業やタイヤ無交換作戦を採ったライバルに先行されるも、これをオーバーテイクし、52周目にはトップに返り咲きました。
しかしその直後の55周目、最終コーナーでD’station Vantage GT3の左リヤタイヤがトラブルを抱えてしまいます。藤井選手はとっさの機転で緊急ピットインを実施。タイヤ交換と給油、そしてファグ選手への交代を行いました。
これで一時は11番手までポジションを下げたものの、アクシデントの被害は最小限に留めることに成功。レース後半、ファグ選手は好ペースで追い上げをみせ、87周目にはトップに返り咲きました。
ただ緊急ピットインのタイミングから最後は燃料が足りず、99周で3回目のピットイン。給油を行い3番手でコースに復帰します。このまま3位でチェッカーか……と思われましたが、序盤からトップを争ってきた#61 BRZがファイナルラップでまさかのストップ。D’station Vantage GT3は2位表彰台を獲得することになりました。
タイヤトラブルさえなければ優勝は確実なペースをもってはいましたが、トラブルの被害を最小に留め、チームにとってもミスなく戦い抜いた結果の表彰台となりました。この2位をシーズンに活かすべく、D’station Racingは6月にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される第3戦に臨みます。
D’station Racingにたくさんのご声援をありがとうございました!








