8月21日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOでファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWS第4ラウンドのレース2決勝が行われました。
予選4番手からスタートしたD’station Racingの#47 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3は、藤井誠暢選手がスタートドライバーを担当。序盤の混戦を抜け、持ち前のレースペースの良さを活かしつつ4番手をキープしながら前を追っていき、ストレートスピードで苦戦するも、ピットストップ前に1台をオーバーテイク。3番手に浮上し、星野敏選手に交代しました。
前日の3位表彰台にともなう5秒のサクセス・ペナルティもあり、2台のマシンに先行されてしまいましたが、星野選手も非常にペースが良く、2位争いとなる3台のバトルに持ち込んでいきました。しかし相手も強力で、終盤までなかなかオーバーテイクは叶いませんでした。しかし37周目に1台をかわし3番手に浮上した星野選手は、ファイナルラップも2番手の#5 BMWをピタリと迫っていきます。すると最終コーナーでラップダウンが出現し、星野選手はこれをうまく使いながらオーバーテイクを決めました。
その直後、信じられない光景が入ってきました。トップを快走していた#777 フェラーリがコントロールライン手前でまさかのスローダウン。星野選手が駆る#47 アストンマーティンがこれを追い抜き、トップでチェッカーを受けました!
ファイナルラップの2台抜きというチームも驚きの大逆転で、D’station RacingにとってGTワールドチャレンジ・アジア初の総合優勝/プロ-アマクラス優勝を飾ることができました。
「思いがけなく最終コーナーから2台をパスし、総合優勝を飾ることができ本当に嬉しいです!」と星野選手。また藤井選手も「最後の最後での大逆転で本当に驚きました。なかなかない面白いレースになりましたね!」と喜びを語りました。
初の総合優勝という喜びとともに、D’station Racingは9月23日(金)〜25日(日)に岡山国際サーキットで開催される最終ラウンドに臨んでいきます。ご声援ありがとうございました!