6月28日、富士スピードウェイでSUPER GTの公式テストのセッション3が午前10時30分からスタートしました。2日目の午前はあいにくの雨模様となってしまいましたが、PACIFIC – D’station Racingはこのセッションも藤井誠暢選手がステアリングを握り、テストメニューをこなしていきました。
雨のなか、藤井選手がドライブするPACIFIC NAC D’station Vantage GT3は速さをみせ、序盤からタイミングモニターの上位に位置し続けます。最終的には1分48秒677というベストタイムで、4番手でセッション3を終えました。
そして、午前2時20分からはセッション3がスタートしました。2日間のテストもこれが最後の走行となりましたが、雨が上がりウエットからドライに転じるコンディションのなか、藤井誠暢選手がドライブするPACIFIC NAC D’station Vantage GT3は序盤の2回の赤旗中断の後も、セットアップ変更を試みながら49周を走り、終盤の39周目に1分38秒284というベストタイムをマーク。14番手でテストを終えました。
「2日間のテストで、ドライもウエットも走行することができましたが、今日のセッション3でのウエット路面では、雨量が少ないときも含めて、トップ争いをできる十分な手ごたえを得ることができました」と藤井選手はテストを振り返りました。
「一方でドライでは1日目に比べていい感触を得られていますが、まだまだ課題はあると思っています。もう少しタイヤとクルマの合わせ込みをしなければならないですし、開幕へ向け努力を重ねていかなければいけないと思っています。ただ、タイヤの印象も悪くないですし、強みもあると思っています」
今回の2日間で、開幕前の公式テストはすべて終了。7月18〜19日に行われる第1戦に向け、チーム一丸となってPACIFIC NAC D’station Vantage GT3のパフォーマンスをさらに向上させていきます。引き続きPACIFIC – D’station Racingへのご声援、よろしくお願い申し上げます。(走行写真提供:GTA)