8月に行われる『鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10 HOURS)』に向けた公式テストは、5月23日~24日に鈴鹿サーキットで行われました。
D’station Racingは2台のポルシェ911 GT3 Rがエントリーしていますが、翌週スーパー耐久富士24時間を控えることから、D’station RacingはSUPER GTの7号車が参加。藤井誠暢選手がひとりステアリングを握り、このレースで使用されるピレリタイヤを装着し走行しました。
1日目はあいにくの雨模様の中、様々なセットアップメニューを消化。午前4位、午後3位と安定して上位タイムを記録しました。2日目はドライコンディションで走行が行われ、午前は45周をこなし、2分01秒173というベストタイムをマーク。午後は24周をこなし、2分01秒146というベストで、午前・午後ともに首位。2日間総合トップタイムでテストを終えました。
「良い手ごたえでしたね」というのは藤井選手。「ピレリタイヤの特性に合わせて、さまざまな足回りやダウンフォースバランス等のメニューをテストし、10時間レースに向けて重要になるロングランの確認等もできました」 「1日目はウエット、2日目はドライで走行でき、両タイヤの特性を理解することができました。タイムは僅差ですしあまり重要ではないですが、クルマの方向性の軸もでき、充実したテストになりました」と期待を感じさせるコメントをしてくれています。
この後、D’station PorscheはSUPER GT第4戦タイに向け船積みの準備を進めます。一方、スーパー耐久は6月2〜3日に富士24時間に挑みます。今年のD’station Racingは耐久でアツい結果を残してくれそうです。