2019年のSUPER GT開幕戦となる岡山国際サーキットでのレースを終えたばかりですが、D’station RacingとDempsey Proton Racingがジョイントし、星野敏選手が初参戦する第87回ル・マン24時間レース参戦へ向けたプログラムも、さまざまな準備が進んでいます。
4月16日はフランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港から70kmほど南へ走った街にあるAOTECH SIMULATORにて、ル・マン24時間の主催者であるACOフランス西部自動車クラブが指定するシュミレーターテストを、星野選手が受講しました。ル・マン24時間レースに初参戦するドライバーはこのシュミレーターテストをクリアする必要があり、通常は走り込みをすることができないサルトサーキットを、6種類のプログラムに分けられたさまざまなシチュエーションを想定した走行テストを行うことができます。
このシュミレーターテストでは、ル・マン24時間レースの本戦と同じレギュレーションを採用しており、速度規制の『Slow zone』、LMPとGTクラスの混雑による『Traffic』への対応力、夜間走行の『Night driving』の走行テスト、そしてさまざまな路面コンディションへの対応力を試される『Rain or Partial Rain』など、現地時間の朝8時から夕方18時までの、長く過酷なシュミレーターテストが実施されました。
現地にはSUPER GT開幕戦を終えたばかりの藤井誠暢選手もアドバイザー兼コーディネーターとして同行し、オーガナイザーからの指示を無線を通じて伝え、実際のレースと同様のサポートを行っています。星野選手は見事にこのシュミレーターテストを1回でクリア。次のプログラムは、6月2日の公式テストデーとなります。ル・マン24時間レース本戦は、6月13日〜16日に行われます。約2ヶ月に迫ったル・マン24時間。こちらもD’station Racingと星野選手の活躍をご期待ください!